はじめに
少年サッカーの現場では、「今日は雨だけど、練習やるべき?」という悩みがつきものです。
特に小雨の日は、中止すべきか実施すべきかの判断が難しく、コーチや保護者にとって頭の痛い問題です。
そこで今回は、実際にコーチをしている私の視点から、「雨の日の練習判断」について解説していきます。
✅なぜ“小雨”でも練習を中止にするのか?
🛑 ① 子どもの安全が最優先
ぬかるんだグラウンドでは転倒や接触プレーによるケガのリスクが高まります。
足元を取られたり、無理なプレーをしてしまったりと、思わぬ事故の原因になります。
🧣 ② 体調不良のリスクがある
濡れたユニフォーム・寒い気温・泥だらけの靴…
冷えからくる風邪や体調不良は、特に小学生にとって深刻です。
🧽 ③ 運営側の負担が増える
ビニールシートやラインテープが濡れたり、後片付けが大変になることも。
準備・撤収の時間と労力を考えると、「やる意味ある?」という疑問が生まれます。
💭指導者も悩んでいる
実際、フォーラムにはこんな声が寄せられています。
「コーチしていますが、雨天の判断が本当に難しいです。小雨でも中止にしてしまいます…」
このように、多くのコーチが「安全」と「やらせたい気持ち」の間で葛藤しています。
💡解決策①:判断基準をルール化しておく
明確な基準をチームで共有しておけば、納得感のある判断が可能になります。
- グラウンド状態のチェック(ぬかるみ、水たまり)
- 降水量の基準(例:1mm以上で中止)
- 気温や風速も考慮
- 前日までに保護者へルール説明
📩事前に「今日は規定に従い練習します」と一報するだけで、トラブル回避にもなります。
🏠解決策②:室内・代替メニューを準備
「中止=ゼロ」ではなく、“安全な環境”での代替案も考えておきましょう。
- 体育館での基礎トレーニング
- クラブハウスでの座学(ポジション理解、映像分析)
- ストレッチ&コアトレーニング
☔️雨でも「今日もやってよかった!」と思える内容があれば、子どもたちのやる気も維持できます。
📬解決策③:中止後の“フォロー連絡”が大事!
「今日は中止でした」だけでは、保護者に不安が残ります。
💌 連絡にはひと言“意図”を添えましょう。
「本日は小雨ですが、気温も低いため体調管理を優先し中止としました。次回は通常通り○○で行います!」
こうしたフォローが、信頼と安心感につながるのです。
✅実例:我がチームのルール導入で得た成果
私がコーチするチームでは、昨年から次のルールを導入しました。
📏**「降水量0.5mm以上で再検討、1mm以上で中止」**
その結果…
- 保護者から「判断が明確でありがたい」
- 小雨でも子どもたちが集まるように
- 月間参加率が約10%アップ!
判断ルールがあることで、コーチ陣の迷いも減り、保護者の信頼度も上がりました。